Toshi さんのプロフィールFTG Climbingフォトブログ ツール ヘルプ

ブログ


12月31日

沖縄:残波岬

沖縄・残波岬の岩場
 
駐車場から徒歩約5分、平坦な海岸沿いの遊歩道をはずれて崖っぷちから下を覗くと、いきなり岩壁がそりかえっていた。
 
東シナ海の白波が打ち寄せる残波岬の岩場を知る人は少ない。
 
ロープで30メートル下降して、ごつごつした岩の間に荷物を置き、見上げると凄いケーブに驚いてしまう。
 
下降ポイントから左に広がるルートは 5.12 以上の高グレードばかりである。
 
とりあえず右側のやさしいルートでアップする (5.9~10台が数本)。
 
北西の風が強く、波は高く、潮をかぶるので正規の取り付き点をあきらめ、一段上のレッジから登る。
 
不安定な場所でクライミングシューズを履いたままでいると、まるでアルパインクライミングのようだ。
 
波がざぶんざぶん音を立てている。
 
シューズを脱ぎたいが岩が尖っているので痛くて脱げない。かかとだけ脱いでビレイする。
 
ルート名は分からないが、5.12a といわれるクラックラインを主人と高クンが登った。
 
強風に煽られクイックドローはぐるぐる回転し、髪は狼のように逆立ち、シャツもパンツもバタバタ音を立てている。
 
2人とも完登した (2撃)。
 
グレードが甘いようだ、と主人言う。
 
私は中央の長い 5.12a くらいのルートを登った。
 
核心部はポケットホールドの連続でランナウト。
 
核心を超えないとクリップできない。
 
長身のアメリカ人のルートなのでボルトの位置が高いのだ。
 
ビビッてしまったが、2撃で完登できた。
 
先のクラックラインより易しいかもしれない。
 
潮位が上がったのか うねりが大きくなったのか、休憩場所が波で洗われるようになったので、早めに切り上げて帰る。
 
残波はとてもワイルドで、のんびりした沖縄のイメージとは違いすぎるほど違っていた。
 
上から覗いて怖くなってクライミングをあきらめたヤマトンチューもいるという。
 
もう1度来たい場所である。
12月18日

帰路に着く

11月27日

薬が効いたのか、朝になると主人の熱は下がっていた。
腹がへったという。
元気になってよかった。
今朝は皮肉にもいちばん天気が良い。
太陽がのぞいている。
今日は広州に1泊して、明日 早朝の便で帰らなければならない。

みんなは出発まで陽朔公園へ行く。
公園の高台からは周囲の美しい奇峰をゆっくり眺めることができる。
陽朔の別れの日には もってこいの場所かもしれない。
私と主人はフットマッサージに行こうと思ったが、11時にならないと店が開かないのが分かって、私だけ街をぶらぶらして回った。

11時20分の桂林行きのバスに乗る。
1人15元の高速バスで桂林のバスターミナルまで1時間10分ほどの旅だ。
陽朔の小さい町(それでも人口は約30万)に比べると桂林は大都会である。
人も自動車も溢れかえっている。

桂林空港行きのタクシーに乗る際、運転手どうしの客の取り合いのすさまじい口論に呆れかえってしまったのを除いて、順調に広州に着いた。

中国最後の夜はホテルのレストランの個室で広東料理を食べる。
楽しかったツアーの晩餐は和気藹々としたものとなった。
また来たいです、と誰かが言った。

いろいろあったが不安要素が大きいほど面白い旅になるとつくづく思った。
クライミングも観光も かなかな充実したのではないだろうか?
そして中国に またひとつ詳しくなったように思う。

来年もまた訪れよう。

再び、同門山へ

11月26日(月曜日)
私の計算では1週間 2万円もあればマッサージ、食事、お土産込みで、やれるはずだったのだが、思いのほか観光をしているので、所持金が少なくなってしまった。
近くの銀行で両替をして、前回人が多くて登れなかった同門山へ行くことにする。
今日はツアー最後のクライミング日である。
1週間はけっして短い時間ではないが、1日をフル回転で動いていると、あっという間に過ぎてしまう。
休み時間か授業中なのか分からないが、子供たちが元気に遊びまわっている小学校の校庭を通り抜け、同門山へ着くと、先客は誰もいなかった。
昨日の月亮山の疲れがあるはずなのに、最終日ということもあって、みんな気合が入って、いろいろ完登できた。
石灰岩の登り方がわかってきたのかな。
途中からやってきた中国人クライマーが撮影をするというのでルートを譲ってあげる。
カメラマンは欧米人で、オーバーハングから垂らしたロープを登るのだが、器具の操作があきれるほど悪い。
見よう見まねの自己流であろう。
グリグリを使用しているにも関わらずダブルアッセンションなのだ。
これでは満足に登れるはずがない。
昨年、ジャミングが上手く決まらずオンサイトを逃したルートを主人に登って欲しかったが、彼はウォーミングアップの途中で体調が悪くなってしまった。
朝から体調不良を訴えていたが、日本から風邪をぶり返してしまったのだろうか?
昨夜の鵜飼で体が冷えてしまったのだろうか?
それともバンブーラフティングか?
舟遊びで川風に当たったのが悪かったのかもしれない。
熱もあるようである。
洞窟の中に作られたコンクリートの大きなテーブルで昼食をとる。
まるでピクニックに来たみたいだ。
クライミングを程ほどに堪能し、帰路に着く。
近道しようと畑の小道を歩いたMさんは、牛の糞を踏んでしまい、靴底を気にしている。
ホテルに戻り、病気の主人を部屋に残し、昨日も行った例のベジタリアンレストランへ行く。
食べきれないほど注文して228元。
お茶のテイストもさせてくれた。
お猪口のような茶碗に何杯も入れてくれる。
大きいお茶碗でゆっくり飲みたいと思った。
お腹いっぱいで帰ると、主人はひどい熱で、辛そうである。
解熱剤・抗生物質・胃薬を飲ます。
Oさんから頂いたブラックジンガーを何杯も飲ます。
明日はいつもより早く出て 白山までサイクリングの予定でいたが、桂林空港から広州行きの飛行機に乗らなければならないので時簡に余裕がなく中止とする。
主人はまだ動けないのでパッキングを1人でする。
荷物は少ないが、かさばるお土産を買ってしまったので何度も入れなおし、24時までかかってしまった。
ところで、面白いこと?を主人が言った。
私たちが食事に行ったあと、21:00頃、部屋に女性の不審者が現れたというのである。
不審者はドアをノックして、ハウスキーピングとコールし、ドアを開けたそうである。
気配を消して無言でいると、不審者は部屋には入らず、出て行ったという。
これで初日のナゾが解けたという主人。
初日のナゾとは、Mさんの部屋のドアを叩くアスピリンとコールする女性のことだ。
あれはハウスキーピングをアスピリンと聞き間違えたものだったのだと笑う。
しかし夜の9時である。
ハウスキーパーが部屋に用はないはずである。
いったい何事なのだろうか?
主人はすやすや寝ている。
朝になったら熱が下がっていますようにと願って電気を消した。

 
12月15日

月亮山

11月25日
部屋のドアを開けると回廊で、ここから中庭を流れる小川と緑の木々は眼下に見えるが、高台の楼閣には靄がかかり、見えたり見えなかったりする。
今日は月亮山だ。
高田鎮行きのドミンゴ?を貸しきり、25元を20元に値切る。
陽朔の南西20キロ、約25分のドライブだ。
月亮山は中腹がぽっかりと丸くくり貫かれた山だ。
山というより巨大なアーチロックと表現したほうが適切だろう。

ここは観光スポットの1つで、1人15元の拝観料を取られる。
昨年はたしか9元だったから、ひどい値上げである。
取り付きまで約20分、石段を登りつめる。
コーラを持った物売りのオバサンが数人、後ろをついてくる。
要りませんと何度言ってもついてくる。
売店はないから、買ってくれる観光客は他にいるだろう。
それにしても彼女たちは1日に何回上り下りするのだろうか?
巨大なアーチロックは圧巻である。
みんなのけぞって感動している。
だがルートは裏側(北面)に集中しているから取り付きは寒い。
今日の気温は5℃くらいだろうか?
羽毛服を着る。
5.9~5.11まで数本登る。
登攀距離は長いし逆勾配だし、みんな前腕がパンプして途中で降参しそうだったが、それでも頑張って登ってくれた。
Sさんは慣れない開脚で筋肉痛になったという。
他の人もお疲れのご様子。
だが充実感は充分。

昼すぎから気温が下がり、風も出てきた。
羽毛服を着ても寒い。
風の当たらないアーチロックの真下に移動する。
だが風化のはげしい場所でホールドがもろく、案の定主人は大墜落をした。
今夜は徐さんが手配してくれた鵜飼のツアーだ。
19:00から始まるという。
8:30にホテルで徐さんと待ち併せ、街に出て案内人を紹介してもらう。

私は鵜飼を見るのが初めてなので期待は大であるが、西街の行き止まりを右に曲がり 真っ暗な裏通りを抜けて 堤防のトンネルの石段を案内人の照らす懐中電灯の明かりを頼りに下ると たしかに屋形船はあるが、明かりを消した舟に私たちを乗せると、案内人と船頭はどこかへ行ってしまった。
舟に取り残され、待つこと30分。
寒いし、お腹は空いてくるし、もしかして騙されたのかと不安になったが、船頭が白髪の太った西洋人のご夫婦を連れて戻ってきた。
19:45 やっとエンジンがかかり、舟が動き出した。
舟は、鵜飼の操る筏と並行して微速前進である。

10羽ほどの鵜は、みな短い紐を首に掛けられている。
鵜が水にもぐって魚を飲み込むと、鵜匠はつめ竿でその紐を引っ掛け、筏に引き寄せる。
そして鵜は大きな魚篭に魚を吐き出させられるのだ。

鵜匠の技も見事だが、鵜もまたよく芸をする。
中州に上陸し、鵜匠と記念写真を撮るとき、鵜は翼を広げてポーズを取った。
鵜匠の撮影はタダではない。
チップを要求され、魚篭にお札を入れる。
20元も入れたら鵜匠は大喜びだった。
このチップが今日の鵜匠の日当なのかもしれない。

舟が中州を離れると鵜は翼を広げ、見えなくなるまでその手を振った。
夕食は以前からマークしていたベジタリアン レストランで食べることにした。
たいへん上品な店で、広々していて、装飾品も素敵である。

しかし、客は私たちのほかに誰もいない。
きっと高のだろうと思ったが、その予測とは裏腹に、メニューをみると値段がとても安いのでびっくりしてしまった。
味も最高である。
ただ、川風に当たって寒かったので、紹興酒が飲みたかったが、店にはない。
ライスワインはないかとたずねると、店員は了解とばかりにマーケットに買いに走った。
戻った店員が持ってきたものは、桂林の酒蔵で作ったという米焼酎だった。
熊本の焼酎と味はそっくりである。
5合ほどの化粧ビンに入った35度の焼酎は、たちどころに空になってしまった。
 
 
12月14日

同門山の計画が…

11月24日(土曜日)

レスト明けのクライミングは月亮山か白山のつもりでいたが、みんなまだ体が慣れておらず、どこにしようかと迷う。
明日に伸ばして、今日は同門山(Twin gate mountain)にする。
同門山はガジュマルの大木、大榕樹(樹齢1400年以上・高さ7.05m・面積約100㎡、巨大な傘のようなシルエットが川面に映る姿は美しい)から徒歩約15分の、田園の中に聳える岩峰だ。
 
1人2.5元で高田鎮行きのスバルドミンゴ?に乗り、大榕樹で降りる。
のどかな畑の中を小学校を目指して歩く。
土曜日なので小学校は休みだが、裏の厩舎で馬の世話をしている人がいる。
トイレを借りた。
トイレは男女共用でドアがなく、仕切りがあるだけだ。
教室には懐かしい木製の小さな机がコンクリートの床に雑然と並んでいる。
 
彼方の岩峰の取り付きに白い群れがみえるが… あれは人か?
現場に着くと14人の中国人と1人の欧米人がワイワイ騒いでいた。

全員ペツルの真新しいエクランロックを被っている。
白い群れに見えたのはお揃いのヘルメットだったのだ。
 
初心者講習会というよりも体験クライミングなのだろう。
クライミングシューズはなく、みんなドタ靴で登っている。
登るといってもドタ靴で垂直の石灰岩は登れないから、力持ちのビレイヤーがロープで吊上げているのだ。

なぜかビレイヤーの後方には人間が数珠つなぎでロープを持っている。
大切なロープを汚さないための手法だろうか?
人が雲霞のごとく湧いて出る中国ではロープバックを広げるよりも人海戦術に頼ったほうが安価だということか?
まあ体験クライミングで受講者を遊ばせないためには、それなりに効果はあるだろう。
 
こんな状態では、いつ私たちの順番が回ってくるか分からないので、エリアを変えることにした。
聞けば、ここからクリーク沿いに20分ほどのところに Baby frog buttress があるらしい。
しかしアプローチは今までの雨の影響でぬかるみがひどく、とても歩けたものではない。
地図を頼りに橋を探すが、いくつか堰はあるものの、渡れるような橋はない。
竹の筏の渡し舟があったので、20元で乗せてもらい、対岸へ渡る。

もう40分以上も歩いただろうか?
もしや目的地はこの川岸から20分なのではあるまいか?
すでに正午を回っている。
こんなことをしていたら6時の約束の Dr リリー のマッサージに間に合わない。
 
急遽、目的地を酒瓶山の隣の金猫山に変更する。
しかし、ぬかるみを歩くのはこりごりだ。
じつはこのクリーク、名前は分からないが (今の中国語の漢字は読めないものが多すぎる) 舟下りが出来るのだ。
観光案内に 小灕江筏漂遊 という看板がある。
じっさい引きも切らさぬ筏の行列で、私たちを韓国人と間違えた観光客が筏上から、アンニョンハセヨ と声をかけてきた。
すかさずナヌンイルボルンサラムと返す主人。
このあたり、日本人観光客はまず来ないのだろう。
 
さっそく船頭とおカネの交渉。
6人で600元だという。
400元に値切ったが、それでもきっと高いに違いない。
まあしかたがない。
 
約1時間、ちっとも進まない筏で舟遊びを楽しむ。
いくつか堰を設けて川の流れを緩くしているのだが、その堰を超えるときはウォーターシュートでおもしろい。
おもいっきり足を上げないと靴がぬれてしまう。
私の乗った筏は重いザックがあるため着水のさいの水没がひどく、せっかく足を上げてもお尻が濡れてしまうのだが、それもまたおもしろい。
みんな、とてもはしゃいでいる。
河岸には屋台の筏がいくつも浮かび、鶏肉や川魚を焼いて観光客を誘っている。
川の中央に錨を下ろした屋台筏もある。
中国人は商魂たくましい。
 
金猫山は大きな道路に面しているため、ちょっとしたハングを登っていると、見物の人だかりができる。
観光地で 私たちのほうが見世物になっては始まらない。
今日はこの場所でも講習会ががあったようだ。
ホールドが泥で汚れているからドタ靴で登ったのだろう。
土日のクライミングは場所を選ばなければいけない。
 
Dr リリーの マッサージは1人60元したが、評判どおり上手だった。
 
夕食は火鍋にしたが、788元もとられた。
高い割に魚(鯰)は生臭く、昨夜のレストランのほうが安くて美味しかったと思う。

アタリもあればハズレもあるから海外ツアーはおもしろい。
きょうは長いい一日だった。
12月13日

灕江下り

11月23日(金曜日)

慌しいブザーの音とドアを叩く音…
夜9時を少し回ったころだろうか。誰かがドアの外から声をかけてくる。
なんだかよく分からなかったが、とりあえず No thankyou と答えた。
各部屋を叩いて歩いている様子…
翌朝、あれは何だったのだろうと話してみると、Mさんが「アスピリン・アスピリン」と聞こえたという。
ますますわからない!
 
昨夜はホテルのレストランでディナーだった。
それは予約のさいに団体割引の条件としてホテル側から提示されたもので、一晩だけでいいから10人分のディナーを食べてくれというもの。
値段は220元… よくよく考えると安いと思う。
それでも6人で10人前は多すぎると心配したが、結局、全部平らげてしまった。
料理はどれも美味しかった。
さほど恐れるような量でもなかったから、もしかしたら人数分しか出さなかったのかもしれない。
さて酒の話であるが、ホップの効いていないサービスのビールは味気ないのでチンタオを頼んだところ、その場でお金を請求された。
紹興酒はたいへん上等のものが置いてあった。
これも現金払いだったが、ほかに紹興酒の飲める店は陽朔の街にはないのである。
桂花酒という桂林の酒が主流なのだ。
桂花酒のアルコール度数はかなり高い。
 
今朝も食べ切れなかった朝食の饅頭や蒸しパン等を、食べ残しを持ち帰ることは恥ずかしいことではありませんよという同行のお料理の先生の一言で、各自行動食にゲットする。
バイキングでこんなことは出来ないから、結局、上等の食券のほうがお得なのだ(笑)。
 
空はどんよりしている。
にょきにょき聳え立つ岩峰に靄がかかって、まるで山水画そのだ。
9時10分、天気予報は曇りのち雨…
ザックを担いで玄関を出たとたん大粒の雨が降り出した。
ショック!
レスト日は明日か明後日と考えていたのに急遽レストにするしかない。
雨の灕江下りも まあ悪くないか…
 
西街にはいくつも観光案内所があるが、英語の話せるスタッフがいるところは限られている。
ホテルに観光案内のサービルはない。
2,3箇所観光案内所を当たってみたが埒が明かない。
そうこうしていると小柄な女性が英語で話しかけてきた。
徐と名乗るその女性は、河下りにいろいろオプションをつけて100元だ 200元だという。
初めは相手にしなかったがパンフレット片手に熱心に営業をするので、かわいそうになって案内所と同額ならばと、1人50元で川下りが決まった。
 
雨の中、比較的新しいスバルドミンゴの改造車で興坪鎮へ向かう(車代は180元)。
興坪鎮は陽朔の北 約25キロの 灕江東岸にある村で、灕江下りのメインスポットのひとつである。
中国南方の典型的な農村風景が広がっているが、雨の中、狭い小型車に1時間近く乗せられ、やたらと他のスポットも勧める徐さんの話を聞いていると、本当に大丈夫なのかと逆に心配になってくる。
自動車は河沿いの細い道を進むが、突然左折して みかん畑のぬかるんだダートに入る。
ほどなく これ以上走れないと運転手が言い出し、私たちは車から降ろされてしまった。
ますます怪しい
それでも5分ほど歩くと河岸に出て、おそまつな竹の筏が並んでいるのが見えた。
まさか!これ? と驚いていると、すこし先に屋形船があった。
屋形船といっても、その安っぽさは隅田川とは比べ物にならなかったが…
 
船上からのどかな風景を眺めていると、さすがに中国観光のメインスポットである。
何艘もの冷暖房完備の豪華な遊覧船とすれ違う。
後部デッキにはキッチンがあり、コックが忙しそうに働いている。
船賃はたしか1人440元だ。
私たちの船とはたいへんな違いだ。
私は昨年も 違う場所だが灕江下りをしているので感動は少ないが、みんなはとても喜んでいるので本当に来てよかった思う。
 
陽朔に戻り、遅い昼食をとる。
8元の釜飯は大好評で、同行のお料理の先生は興味津々、具材や作り方を見ている。
それから ぶらぶら街を散歩する。
船が着いたのか西街には観光客があふれ、まるで都会の歩行者天国のありさまだ。
 
夜は暖炉のあるレストランで246元(約3,400円)の夕食を食べた。
イカと唐辛子の煮込みは美味しかったが、辛すぎて唐辛子がたくさん残ってしまった。
私ばかり唐辛子を食べたが、さすがに全部は無理だった。
鯰のフライは美味しかった。
この街で魚料理といえば、鯰と鯉しかないようである。
12月12日

酒瓶岩へ

11月23日(木曜日)
陽朔の繁華街は夜中の1時を過ぎてもにぎやかで、赤灯の海からは太鼓の音が流れてくる。
どこかのクラブの騒音だろう。踊り明かすに違いない。
昨夜は何度もトイレに起きて眠れなかったが、明け方によく寝入ったようだ。
6時の目覚ましで起きる。
シャワーを浴びて、8時に朝食だ。
 
広い庭園と堀に囲まれた2階建てのホテルはその名のとおりパラダイスで、別棟にレストランやサウナ・マッサージルーム、プールがある素敵な場所だ。
おまけにクライミングタワーまであった。雨ざらしの屋外のため塗装は色落ち、ベニヤは剥がれ、使い物にならなかったけれど…。
朝食はお決まりのバイキングに並んだところ、給仕に阻止され隣の部屋の円卓に案内された。
私たちの食券は上等らしい。
 
昨年は桂林に1泊したので午後からのクライミングとなったが、今年は一気に陽朔まで入れたので時間にロスがない。
朝からクライミングが楽しめるので短いクライミングツアーには有利である。
 
早々にリコンファームと両替を済ませ、酒瓶山(Wine bottle cllif)へ行くことにする。
初級ルートが揃っている酒瓶山はアプローチも近くて楽だし、何より開放的なのがいい。
小雨だが傘を差すほどでもないから、そのうち止むだろう。
 
場末のバスターミナルでミニバスの運転手と酒瓶山行きの交渉をする。
6人貸切で20元だという。
乗り合いバスの料金は1人2.5元だから5元高いが、まけてくれそうになかったので20元払って乗った。
ミニバスといってもスバルドミンゴらしき改造車で、超小型ながら運転手含めて11人も乗れるシロモノだ。
「遵守交通法規」の看板を見かけるが、何が法規か分からないような運転だ。
シートベルトを締めようとしたら運転手に阻止された。
壊れているのだろう。
追い越し車線は定かでないし、車道を横切る人も多い。
それでもツアー中交通事故は一度も見なかったから大したものだ。
聞いた話だが、中国は昔から為政者の御触れは3行と決まっていたという。
わずか数行の法律で国が治まらなかったら、所詮その国は治まらないものらしい。
約15分で酒瓶山の入り口、胡蝶泉に着く。
 
岩場には数人の先行パーティーがいた。
北京大学の学生だ。
みんなシモンのヘルメットを被っている。
エーデルワイスのハーネスもお揃いだ。
着る物からザックまで揃っている。
なんだかかわいい。
23日間滞在してのクライミングだという。
たしかにクライミングツアーは3週間以上ほしいものである。
 
7.5から始めて5.10bまで、数本登る。
石灰岩は鋭角なのでみんな手を切って少しだが血を流している。
衣服もだぶだぶ薄手は岩角に引っかかってしまうので、破れないように気を使う。
明日は厚手にしよう。

みんな石灰岩は初めてなので5.9で戸惑っているが、頑張って登って嬉しそうだ。
ホールドは大きいが、傾斜がきつくて若干かぶっているので、正対して登るとすぐにパンプしてしまう。
だが真面目に人工壁に通っていればすぐに慣れる岩だ。

初日なので適当に切り上げてオシマイにする。
雨でぬかるんだ道は泥んこで、その粘着性に強い泥が靴底にこびりつく。
アイゼンに詰まった雪と異なり、簡単には剥がれない。
棒で突っついて泥を落とすが、全部落としきれずにホテルの絨毯を汚した。
 
 
12月11日

陽朔クライミングツアー

 久しぶりにブログ書きます。

もう12月も中旬になったんですね。

先月、桂林から50キロほど上流の町、陽朔へクライミングツアーに行ってきました。

とても楽しいツアーでした。

旅行中したためたメモを頼りに少しずつ書いて行くことにします。


11月22日(水曜日)

南方航空 14時20分発の広州行きは定刻どおり 私たち6人を乗せて成田空港を飛び立った。
待ち合わせに遅れた人がいたこともあり、座席はバラバラになってしまったが、なぜか1人ビジネスシートに当たった人がいる。
ビジネスシートならぬシルバーシートだと冗談を交わす。
オーバーブッキングだとよくある事らしい。
ともかくラッキーだ。今度からギリギリにチェックインしてみるのもいいかもしれない。

機上の人となると、いつもほっとする。
忙しかったので深夜までかかってパッキングした。
今回はホテル住まいだし、ギアも多くないので荷物だけは軽い。
みんなも身軽にトランクとサブザック1個だ。

広州空港はかなり広い。
税関を通らず、その手前の右にある怪しげな薄暗い通路を抜けると直接南方航空のカウンターへ行けるらしい。
長い通路を歩かなくてもいいしリコンファームもできるので絶対便利なはずだ。
行きかけたが数歩も歩かないうちに空港職員に阻止されてしまった。
結局税関を通り、国内線に乗り換えることになった。
1人10元づつ取られた。
昨年もここで10元取られたっけ。
帰り便では取られないのに、どうして請求されるのか不思議である。

桂林空港には21時30分に着いた。
旅行会社の黄さんが私の名前を書いた紙を掲げて待っていてくれた。
明日から天気が良くなると黄さんは言うが、ネットで確認した予報はあまり良くなかったなぁ…
マイクロバスの運転手は一路 陽朔のパラダイスホテルへ夜の高速をぶっ飛ばす。
車窓からぼんやりニョキニョキした山のシルエットが見えるが、みんな疲れたのかよく眠っている。

23時を過ぎたころ陽朔に着いた。
ホテルは西街の入り口にあった。
街はまだ起きている。
とりあえずチンタオビールで乾杯!
近くの食堂で遅い食事を取るが、メニューが中国語なので内容が想像できない。
麻婆豆腐は日本語で通じたが、味はものすごく辛い。
ほかにスープと青菜ともう1品たのむ。
味はまあまあ…

目覚ましを6時にセットする。
長い一日だった。